
ある日突然、背中に激しい痛みが走り、動けなくなるような経験はありませんか?それは「ぎっくり背中」と呼ばれる状態かもしれません。
正式な医学用語ではありませんが、一般的には「急性筋・筋膜性腰痛」などと表現されることもあり、重い物を持った時や、急に体をひねった時などに突然発症することがあります。
◆ ぎっくり背中の原因と症状
主な原因は以下の通りです:
- 急な動作(重いものを持ち上げる、体をひねるなど)
- 長時間の悪い姿勢
- 筋肉の疲労や柔軟性の低下
症状としては:
- 背中に突然鋭い痛みが走る
- 呼吸が浅くなる
- 動くのが困難になる
日常生活にも大きな支障をきたすため、予防がとても重要です。
日頃のストレッチが予防のカギ!
ぎっくり背中は、背中の筋肉の柔軟性が低下していると起こりやすくなります。そのため、日常的なストレッチがとても効果的です。
ここでは、ぎっくり背中の予防に役立つストレッチを2つご紹介します。
① キャット&カウ(背骨の柔軟性UP)

やり方:
- 四つん這いになり、肩の下に手、腰の下に膝を置く
- 息を吸いながら背中を反らして顔を上げる(カウポーズ)
- 息を吐きながら背中を丸め、顎を引く(キャットポーズ)
- これを10回ゆっくり繰り返す
効果: 背骨の柔軟性を高め、姿勢改善にもつながります。
② 肩甲骨寄せストレッチ(猫背・肩こり対策)
やり方:
- 背筋を伸ばして立つ
- 両腕を後ろに回して指を組む
- 肩甲骨を寄せながら胸を開く
- そのまま20〜30秒キープ
効果: 背中の筋肉がほぐれ、猫背や肩こりの予防にも◎。
続けることが一番の予防策!
ストレッチをする際は、無理せず「気持ちいい」と感じる範囲で行いましょう。呼吸を止めず、リラックスした状態で行うのがポイントです。
継続することで筋肉の柔軟性が高まり、ぎっくり背中のリスクをしっかり減らすことができます。