腰痛の原因は、実は背骨の下から股関節にかけて付いている腸腰筋にあるケースがあります。腸腰筋は、大腰筋、小腰筋、腸骨筋に分かれており、それぞれが腰から股関節にかけて繋がっています。この腸腰筋が疲労して硬くなることで腰痛が引き起こされます。
腸腰筋の硬直が腰痛を引き起こす
腸腰筋が硬直すると、筋肉の硬直が発生します。これが痛みを引き起こし、その痛みは腰だけでなく、他の部位にも関連痛として広がることがあります。
特に、長時間座っている姿勢や運転時の細かな股関節の動き、サッカーやランニングなどの運動、無理に良い姿勢を保とうとする状態など、日常の様々な動作が腸腰筋に負担をかけ、硬直させる原因となります。
腸腰筋を緩めることが腰痛改善に効果的
腸腰筋の硬直を緩めることが腰痛の改善に非常に効果的です。以下の方法で腸腰筋を緩めて、腰痛を和らげましょう。
- ストレッチ: 腸腰筋をターゲットにしたストレッチを日常に取り入れることで、筋肉の柔軟性を保つことができます。
①右ひざを床につけて、正面を見て片ひざで立ちます。
両手は左ひざに置きます。
②『ふ~っと』息を吐きながら、背筋を伸ばして
重心を前に移動させます。
③5~10秒ほどかけてじっくり、気持ちの良さを感じながら
左右5~10回行いましょう。
正しい姿勢: 無理に良い姿勢を保とうとせず、自然でリラックスした姿勢を心がけることが大切です。