ももの裏には、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋から成るハムストリングスがあります。これらの筋肉は、日常生活において非常に重要な役割を果たしています。特に、太ももが固定されているときに骨盤を後傾させる作用があり、この部分が硬くなると腰にさまざまな問題を引き起こします。
ハムストリングスの役割と硬直の影響
ハムストリングスは、もも裏の筋肉群であり、歩行やランニング、立ち上がりなどの動作に関与しています。特に、太ももが固定されている状態では、骨盤を後傾させるため、ハムストリングスが硬くなると腰が丸まりやすくなります。これが続くと、以下のような影響が生じます。
- 骨盤の立てにくさ ハムストリングスが硬直すると、骨盤を正しい位置に保つことが難しくなります。これにより、骨盤が後傾しやすくなり、正しい姿勢を維持することが困難になります。
- 背骨への負担 骨盤が後傾することで、背骨が自然なカーブを保てなくなり、腰に大きな負担がかかります。このため、腰痛が発生しやすくなります。
- 姿勢の悪化 腰が丸まることで、全体的な姿勢が悪化し、肩こりや首の痛みなど、他の部位にも影響が及ぶことがあります。
【ハムストリングスに有効なストレッチを】
ハムストリングス ストレッチ
①床に仰向けになります。右足をまっすぐ上に伸ばします。
②つま先は顔の方へ向けて、太もものうらに手を添えて体感に引き寄せます。
左右10秒×10回を行いましょう。