腰痛の原因とお腹の筋肉~腹斜筋
お腹の筋肉、腹斜筋(ふくしゃきん)
腹斜筋ケアで体幹強化と呼吸改善を!
腹斜筋は、お腹の横、つまり脇腹部分にある重要な筋肉です。この筋肉は「外腹斜筋」と「内腹斜筋」に分かれており、体幹のひねりや固定に大きく関与しています。野球のバッティングやゴルフのスイングなど、多くのスポーツで腹斜筋は欠かせない存在です。
腹斜筋の役割と重要性
腹斜筋は体幹のひねりをサポートするだけでなく、体幹を安定させる役割も持っています。さらに、腹斜筋はお腹の側面から肋骨につながっているため、これが硬くなると肋骨の動きを制限し、呼吸にも影響を及ぼします。肋骨の可動域が狭くなると、呼吸に重要な横隔膜の動きも制限されてしまうのです。
腹斜筋をほぐす効果
腹斜筋をしっかりとケアし、柔軟性を高めることには多くのメリットがあります:
- 呼吸の改善: 硬くなった腹斜筋をストレッチで緩めると、肋骨が自由に動くようになり、横隔膜の動きもスムーズになります。これにより、深い呼吸がしやすくなり、心身のリラックスと健康につながります。
- 体幹の安定: 腹斜筋を柔軟に保つことで、体幹の固定力が向上し、運動時のバランスやパフォーマンスが向上します。
- 腰痛の緩和: 腹斜筋群をケアすることで、つながりのある骨盤や腰の筋肉も整い、腰痛の解消に効果的です。腰痛に悩む方は、腹斜筋のストレッチを取り入れることで症状の改善が期待できます。
簡単にケアを行って行きましょう。
①イスに座り、両手で背もたれの 左側の縁をつかみ、視線はまっすぐに。
②両足は肩幅に開きます。 『ふ~っと』鼻から息をすって、 口から吐きながら目線を後ろに 移動させながら上体を左にひねります。 気持ちの良い範囲でゆっくり行います。
5~10秒×10回を左右行いましょう。普段、デスクワークなどお腹を曲げた姿勢を取る機会が多いと、お腹の腹筋群も自然と疲労して硬直してきます。
腹斜筋群をケアすることで、つながりのある骨盤等も整い、腰痛解消にも効果的です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。