股関節の「内転」を整えて、さわやかに動ける身体へ~腰痛の改善に

腰関係

歩く、座る、立ち上がる。
私たちが毎日何気なく行っている動作は、股関節の働きによって支えられています。

股関節は体の中でも特に可動域の大きな関節で、
「屈曲」「伸展」「外転」「内転」「内旋」「外旋」という6つの動きが可能です。

その中でも、意外と意識されにくいのが
**脚を体の中心へ引き寄せる「内転」**という動きです。

この内転の働きが整っていると、
身体は安定し、動きがスムーズになります。
それは、「楽しみたいときに、楽しみたい場所で、さわやかに動ける身体」への大切な土台になります。


内転筋は、姿勢とバランスを支える縁の下の力持ち

股関節の内転は、
大内転筋・長内転筋・短内転筋といった内転筋群が働くことで行われます。

内転筋群は、歩行中や立っているときに脚を安定させ、
身体が左右にぶれないようバランスを保つ役割を担っています。

また、内転筋は骨盤の安定性にも深く関わる筋肉です。
この働きが弱くなると、姿勢が崩れやすくなり、
下半身の安定感が失われてしまいます。

その結果、腰まわりに余計な負担がかかり、
腰痛につながることも少なくありません。


内転がしにくい人が、ほぐしたい筋肉とは

「脚を内側に寄せにくい」
「立っていると不安定に感じる」

そのような場合、内転筋そのものだけでなく、
**拮抗筋(きっこうきん)**の影響も考えられます。

拮抗筋とは、ある動きをするときに、反対の動きをする筋肉のことです。

股関節の内転に対する拮抗筋は、
股関節を外側へ開く働きを持つ
中殿筋小殿筋です。

これらの筋肉が硬くなっていると、
内転の動きが制限され、脚を内側に寄せにくくなってしまいます。


股関節の内転を助ける、やさしいストレッチ

ここでは、硬くなりやすい中殿筋・小殿筋をほぐし、
股関節の内転をしやすくするストレッチをご紹介します。

中殿筋ストレッチ

  1. 仰向けに寝て、片膝を立てます
  2. 立てた膝を、反対側へゆっくり倒します
  3. お尻の外側が心地よく伸びる位置で、20〜30秒キープ
  4. 呼吸を止めず、左右ゆっくり行いましょう

無理に倒す必要はありません。
「気持ちいい」と感じる範囲で十分です。


小さなケアが、動きやすい毎日につながります

股関節の内転がスムーズになると、
・姿勢が安定しやすくなる
・歩行がラクになる
・腰への負担が軽くなる

といった変化が期待できます。

特別な運動を頑張らなくても、
日々のちょっとしたケアの積み重ねが、
「動くことが心地いい身体」を育ててくれます。

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