ひざの外側に痛みを感じることはありませんか?その原因の一つに「大腿筋膜張筋」の硬さが関係しているかもしれません。特にO脚やランニングをしている方は注意が必要です。

O脚と大腿筋膜張筋の関係
O脚(変形性ひざ関節症の内反変形)になると、股関節から外向きの負荷がかかります。その結果、大腿筋膜張筋が過剰に働き、ひざを安定させようとします。この状態が続くと、ひざの外側に痛みが生じることがあります。
ランニングと腸脛靭帯炎
ランニングやジョギングをしている方は、大腿筋膜張筋が硬くなることで腸脛靭帯が引っ張られ、ひざ関節の外側に炎症が起こることがあります。これが「腸脛靭帯炎(ランナー膝)」と呼ばれる症状の原因になります。
大腿筋膜張筋が硬くなるとどうなる?
この筋肉が硬くなると、ひざに負担がかかりやすくなり、痛みや姿勢の崩れの原因になります。放置せずに、日頃からストレッチを取り入れることが重要です。
おすすめのストレッチ
簡単にできる「立位での大腿筋膜張筋ストレッチ」をご紹介します。
- 壁や椅子に手を添えて立つ。
- 伸ばしたい側の足を後ろにクロスする。
- 骨盤を少し前に押し出し、上半身を反対側に軽く傾ける。
- 太ももの外側が伸びているのを感じながら20〜30秒キープ。
- 反対側も同様に行う。
ポイント:腰を反らさず、ゆっくり呼吸しながら伸ばしましょう。
まとめ
O脚の方やランナーの方は、大腿筋膜張筋を柔軟に保つことが大切です。ストレッチを習慣にし、ひざの負担を軽減しましょう!