背中の肩甲挙筋が、肩こりの原因に
首の頸部から背中の肩甲骨の上部へと延びている筋肉です。
肩甲挙筋は、肩甲骨を引き上げる筋肉です。
肩こりの辛い方は、この筋肉がコリ固まっていることが多いです。
片側の肩が上がってみえたりする原因の一つにも肩甲挙筋のコリがあります。
日常生活で腕を良く使うと、肩甲挙筋が緊張して、つながっている肩甲骨が上へ持ち上がり、頸や肩まわりが緊張状態になり、肩こりを引き起こします。
この筋肉は、首の頸椎にも付着しているため疲れを放置しておくと伝わって、首のコリの原因にもなります。
さらに、肩甲挙筋の疲労による硬直が強いと波及して背中の肩甲骨の動きも制限されますので、腕を上げる動作の補助が少なくなり腕も上げ辛くなってきます。
腕を頭の上までスムーズに上げるには、肩甲骨が自由に動けることは欠かせません。
【緩めるストレッチ】
①背筋を伸ばした状態で後頭部に左手を置きます。
右腕はわき腹の高さで後方へと回して、手の甲を背中につけます。
②首を左斜め下倒して腕の重さを感じつつ、10秒ほどキープします。