猫背、なで肩の方の肩こりと菱形筋の関係
菱形筋は背中の中央にあり、肩甲骨と脊柱をつないでいます。
主な役割は、背中の肩甲骨を内側に引きつけることです。左右の菱形筋を同時に収縮させると、肩甲骨が背骨に寄る形をとります。
物を自分の方へ引き寄せる動作や引き出しをあける動作をとる際に活躍します。
野球、テニス、卓球、ゴルフなどのスポーツの際も肩甲骨の動きをスムーズにして道具の位置をしっかりと固定するためにも必要です。
また、横向きで就寝している際の寝返り時も、肩甲骨を内側に引く動作がしっかりと行われることで寝返りもスムーズに行えます。
テニス、ゴルフ、野球等のスポーツで道具の位置を定めたり、ディスワークでのパソコン、スマートフォンの操作でも腕の位置を固定するため菱形筋がよく使われ、疲労して肩こりの原因となります。
【緩めるストレッチ】
①脚を肩幅に開いて、腕を伸ばして両手を組みます。
②脚のかかとを床につけて、ひざを緩めてお腹にボールを 抱える感じで丸まります。
腕をさらに前に伸ばして、体重を前に移動させて10秒ほどキープします。