肩こりの本当の原因は? 棘下筋が引き起こす痛みとその対策

肩関係

五十肩、背中の前面の痛みは、背中の筋肉

肩こりや肩の痛みは、日常生活やスポーツの動作でよく使われる棘下筋の疲労が原因の一つとされています。しかし、興味深いことに、肩の前面に痛みが現れても、実際にはその部位を触っても痛みを感じないことがあります。なぜでしょうか?

その答えは、痛みの原因が肩の前面にあるわけではなく、背中の棘下筋が関与していることが考えられます。棘下筋は肩甲骨の上部に位置し、肩甲棘の下につながっています。この筋肉は肩関節の回旋を助ける重要な役割を果たしており、日常生活で頻繁に使われるため、疲労しやすいのです。

さらに、パソコン作業などで指をよく使う場合、指から肩、肩甲骨、首まで筋膜を通じてつながっています。そのため、指の疲れやこりが棘下筋にも伝わり、肩甲骨の内側のこりや肩こり、さらには肩周囲や腕の痛みにも影響を与えることがあります。

このように、身体の構造や筋肉の関係性を理解することで、肩こりや肩の痛みに対するアプローチがより効果的になるでしょう。日常生活での姿勢や動作に気を配りながら、棘下筋を含む筋肉のケアを行うことが重要です。

【緩めるストレッチ】

 ①背筋を伸ばして、前を見て真っすぐに立ちます。

②右手の甲を右わき腹に当てます。

 『ふ~っと』息をゆっくり吐きながら

 右肩の力を抜き、左手で右ひじを前に気持ち良さを 感じながら~引いて 

 10秒ほどキープ!

 肘を動かす際に、肩が動かないことがポイントです。 左右行いましょう。

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